握力の持続力を鍛えよう

バイク乗りに必要な握力について

バイクを運転するためには、握力が必要です。
常にハンドルを握ってクラッチとブレーキをかける他に、状態を手の力で支える必要もあるからです。
握力が弱い、もしくは疲労で握力が効かなくなると大変危険な状態となります。
最もリスキーなのがブレーキレバーをしっかりと握れなくなってしまうことです。

また、ハンドル操作が遅れるためバイクコントロールができなくなってしまいます。
さらに上半身の前傾姿勢を腕で支えていますので、それがうまく行かなくなると、運転中に手が滑って上体が倒れたりバランスを保てなくなってしまうのです。
それだけに、ライダーは握力をしっかりと鍛えることが求められます。

握力の種類について

この握力にはいくつかの種類があって、バイクに乗る時に特に重要なものもあります。
たとえば指を動かすための握力ですが、これは指の力を入れるためのもので、指先の動きにつながります。
ブレーキレバーなどを握るために鍛えておく必要があります。

これに似たものにピンチンググリップがあり、これは指と親指を使って物をつまむ力のことです。
やはり指先の微妙な動きに必要で、レバー操作に必須の筋力となります。
もう一つは、重い重量を持ち上げたり支えたりするための握力です。
指の力、手首の力、腕の力を全体的に保つためのもので、バイクの運転ではハンドルを動かしたり上半身を支えたりする時に使われます。

このように、一口に握力と言っても、指や手全体、そして腕まで関連した動きにつながるものがあります。
それぞれの握力をまんべんなくしっかりと鍛えることによって、スムーズなライディングが可能となります。

バイク乗りに必要な握力の鍛え方

グリップトレーニング器具を使えば、握力を鍛えることができます。
ハンドグリッパーやグリップスレーブ、グリップボールなど、多種多様なグリップトレーニング器具があります。
器具を握って、できるだけ長く握り続けることがポイントです。

デッドリフトも効果的なトレーニング方法です。
これは、バーベルを握って、地面から引き上げるというエクササイズです。
重量を徐々に増やし、少し自分にとってはきついくらいの負荷をかけることで握力が向上します。

チンアップは、握力を鍛えるのにもっとも効果的なエクササイズのひとつです。
バーを握ってぶら下がり、自分の体重を引き上げることで、握力が強化されます。
できるだけ多くの回数を行うことで、握力を向上させることができます。

シンプルな運動でも握力を鍛えることができます。
たとえば、手首を回すことで手の筋肉を刺激し、握力を向上させることができます。
手首を内側に回したり、外側に回したり、時計回りや反時計回りに回すなど、様々な角度から手首を回してトレーニングしましょう。