筋トレで緩和できるひざの痛み

膝の痛み

身体の痛みで悩んでいる人の中には、膝の痛みをお持ちの方も多いのではないかと思います。
膝が痛むと歩行など、日常生活にも支障をきたしますので注意が必要です。

多くの方が悩みを持っていると言われる膝の痛みですが、痛みを改善するにはその原因を掴むことが大切です。
原因が分かれば、それを改善させるための方法を見つけることができます。

歩行改善のリハビリや、介護予防を目的にした体操など、あまり知られていないものもあるのです。
膝の痛みをお持ちの方は、まずは原因究明からしてみましょう。

膝の痛みの原因について

膝の痛みについては、痛みが関節の内側にあるのか、それとも外側にあるかによって考えられる原因が変わってきます。
膝の内側が痛む原因としては主要なものは、変形性膝関節症です。
これは膝関節に出てくる慢性関節炎のことで、外傷などの明確な原因が分からないのが特徴で、自然的に発症することが多いです。

レントゲン撮影してみると分かりますが、関節の隙間の関節裂隙が狭くなっていることもあり、それが痛みの発生源になってしまうのです。
そして膝の外側が痛む原因としては、外側半月板といった損傷も考えられます。

他の原因としては太モモの筋肉である、大腿四頭筋の外側にある腓骨に付いている腸脛靭帯も挙げられます。
このように膝の痛みには様々な原因がありますので、自分の症状がどうなのかをしっかりチェックしておいてください。

膝の痛みを改善するトレーニング

膝の痛みをお持ちの方は、トレーニングで改善することも可能です。
痛みをより緩和するには、とにかく筋肉をつけることが大切になってきます。

トレーニングによって膝の周りにある筋肉が強くなれば膝の動きがより安定し、その結果、骨や関節、靭帯や腱などにかかる負担が軽減されて痛みが和らぐのを期待できるのです。

トレーニングには様々なものがありますが、おすすめは筋肉トレーニングです。
筋肉トレーニングを繰り返すことで筋肉が強化され、痛みが徐々に改善されていくのに気付くと思います。

筋肉トレーニングのポイント

膝の痛みの改善効果を期待できる筋肉トレーニングですが、実践する際はポイントを押さえておくことが大切です。
それが、「本人の疲労感に合わせて回数を決定する」、「何セットかに分けて実践する」、「週に2~3回程度にする」などです。
方法は次の通りです。

まずは両足を伸ばした状態で座り、痛みを改善したい方の足の膝の下にタオルを丸めて入れてください。
次につま先を上に向けて膝裏でタオルを下に押し付け、タオルを下に押し付けたままの状態で数秒間姿勢を維持しましょう。

以上を1回として、これを15~20回程度繰り返します。
これで膝の痛みを改善しましょう。