筋トレのやりすぎに注意

筋トレのやり過ぎは注意が必要

筋力増加、あるいは体力を高めるために、毎日筋トレを行っている方もいるのではないかと思います。
筋トレというのはその名の通り筋肉のトレーニングのことで、つまりは筋肉繊維を傷つける行為でもあるのです。

そのためか、トレーニングが終わった後は誰しもパフォーマンスが低下しかちです。
それを改善すべく、筋トレの後に適切な休息を挟むことになります。
それによって傷ついた筋肉繊維が回復し、前と比べてより強いパフォーマンスの発揮が可能になっていくわけです。

このように筋トレはとても大切なトレーニングのひとつでありますが、トレーニングと休息のバランスが乱れてしまうと、回復に大きな影響を与えるようになります。
つまり回復のメカニズムが上手く機能しなくなり、本来高まるはずのパフォーマンスが低下し続けていくのです。
これがいわゆる「オーバートレーニング」というものです。

オーバートレーニング症候群

筋トレをする際は、オーバートレーニング症候群に注意する必要があります。
オーバートレーニング症候群というのは、過剰なトレーニングを長い時間行うことで次第に疲労が蓄積されていき、ついには回復できなくなってしまうもので、慢性疲労状態が続いてしまうことになります。

今まで通りパフォーマンス発揮が難しくなるばかりか、日常生活でも様々な支障を生じてしまいます。
動機や息切れの他、カラダが重くなる、食欲が低下するなどの症状が出たりするのです。

その他にも、手足のしびれや体重の減少といった身体的な症状や、不眠や集中力低下、不安などの精神的な症状が現れることもあります。
オーバートレーニング症候群の症状は様々で、特に明確な診断基準がないのが現状です。

ただ単に体調が悪いだけ、あるいは精神的な疲れがあるなど、そんなに深刻に捉えられることはありませんが、体調不良は日頃のコンディションが原因なので、すぐに改善できると感じている人もいるようです。

オーバートレーニングになりやすいタイプ

オーバートレーニングの状態が続いている中で、さらにトレーニングを続けてしまうと、効果があるばかり逆効果になり、体調不良に繋がることもあるのです。
オーバートレーニングは、トレーニングをするだけですぐに症状が出てくるわけではなく、日常的にトレーニングを継続することで疲労が蓄積されることで行ってしまうのです。
トレーニングを毎日している方は注意が必要です。

オーバートレーニングを防止するには

オーバートレーニングの症状は、その前に体や心に何かしらのサインが出てくるのが特徴です。
それらを早めに察知できるかが、大切になってきます。

サインとしては、「休息時の心拍数の変化」、「血圧の変化」、「食欲減退」、「体重や体脂肪率の急激な減少」、「注意力低下」などがありますので、該当するものはないかチェックしておくとよいです。