バランスボールを使った体幹トレーニング

バランスボールを使って運動をするメリットとは?

バランスボールとは、直径が70センチから120センチくらいの大きめのボールで、空気を入れて膨らませることで適度な弾力を持つボールのことです。
このツールを使って運動をするメリットとしては、まずコア筋肉もしくは体幹を鍛えることができるという点を挙げることができます。
バランスボールの不安定な表面でバランスを取ることで、腹筋や背筋などの体幹を無理なく使うことができます。

もう一つは、バランス感覚を向上させることができるというものです。
バランスボールは弾力があって跳ね、体を乗せると動いて不安定なため、ボールの上に乗り続けるために体を調整していくことでバランス感覚を養うことができます。
バランスボールは、筋力トレーニングやストレッチのための道具としても利用できるというのもポイントです。
つまり、通常の腹筋などの筋トレに活用することで、一般的な筋肉と体幹の両方を効率よく鍛えられるのです。

バランスボールを使ったトレーニング方法について

プランクは体幹を鍛えるためのとても一般的なトレーニングですが、バランスボールを使うことでさらに効果的になります。
バランスボールに手を置き、足を後ろに伸ばしてプランクポーズを取ります。
そして、腹筋や背筋などのコア筋肉を使うことを意識して、体を一直線に保ち1分くらいキープします。

クランチというトレーニングもおすすめです。
バランスボールに背中をつけ、足を床につけて膝を曲げます。
その状態から、腹筋を使って上半身を持ち上げていき、しっかりと上がったら下ろします。
この動作を10回から20回程度繰り返します。

ピーンチェックは、バランスボールに仰向けに寝転がり、膝を曲げる姿勢からスタートします。
そのまま腰を浮かせて、お尻の筋肉を使って体を持ち上げます。
その後、ゆっくりと戻していく動作を繰り返します。
10回から15回くらいを1セットとしましょう。

体を伸ばすストレッチにも生かせます。
まずバランスボールに座り、足を開いて前屈します。
もしくは、バランスボールに手をつけ、背中を丸めてストレッチをします。
こうしたストレッチをする時にもバランス感覚が求められ、無理なく体幹を鍛えられます。

これらのトレーニング方法は、初心者から上級者まで幅広く対応できるので、自分のレベルに合わせて取り入れてみると良いでしょう。
ただし、バランスボールは不安定なため、初めて使う場合は周りに注意して行うことが重要ですし、転倒しないように無理な力を入れないことも意識した方が良いです。
バランスボールに適した服装や靴を選んでトレーニングを行うようにして、安全に運動することや体を痛めないようにしましょう。