筋トレ中に起こしやすいケガ

筋トレ中に起こりやすいケガとは

筋力アップや体力増加のために、筋トレを行っている方もいると思います。
筋トレには様々な手法がありますので、それぞれに合った方法でトレーニングすることで効果を期待できるようになりますが、その時に気を付けたいのがケガです。

いくら気をつけていても、油断するとケガを生じてしまうこともあるのです。
筋トレ中には様々なケガが生じることもありますが、その中でも起こりやすいものとして、「捻挫」、「肉離れ」、そして「オーバーユース」が挙げられます。
それぞれの原因や症状、予防方法などについて見ていきましょう。

捻挫について

筋トレ中に起こりやすい、ケガのひとつ挙げられているのが「捻挫」です。
捻挫と聞くと足首のケガをイメージする人も多いと思いますが、正確にいうと足首だけでなく関節の靭帯や腱と呼ばれる軟部組織や、さらに軟骨という骨の表面を覆っている関節軟骨や間隙にあるクッションの役割を担っている、半月板や関節唇に支障をきたす場合を言います。
もちろん足首の捻挫も多いですが、その他にも、肩や肘、手首や膝、腰などの関節部分も捻挫が起こることがありますので注意が必要です。

原因ですが、捻挫は関節部に急激に負荷がかかった時に捻ると起こることが多いです。
重いものを取り扱いしている時に体のフォームが崩れた時や、身体を起こす時に腰を捻ったり、ベンチプレスで深い場所から持ち上げしたりした場合などです。

捻挫の症状としては、痛みが急に出るのが大きな特徴と言えるでしょう。
徐々に痛くなるということはなく、とにかく捻挫したその時から強い痛みを感じるので注意が必要です。
捻挫を防止するには、サポーターなどで関節を固定するのがいいでしょう。

肉離れについて

肉離れも捻挫と同じように突然痛みが発生するケガで、こちらは関節部ではなく筋肉が原因で起こります。
肉離れというワードを聞くと、骨から筋肉が離れてしまうイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、そうではなく筋肉の線維が部分的に損傷したり断裂したりする状態のことです。

主に原因としては、筋肉に大きい力が掛かることが挙げられます。
そのため重いものを取り扱う筋トレをする場合に、肉離れを起こすことが増えてくるようです。
肉離れが起こりやすい部位には太もも裏の筋肉があり、防止法は筋トレ前のウォーミングアップをしっかりすることです。

オーバーユースについて

最後はオーバーユースで、こちらは捻挫や肉離れみたいに急に痛みが出てくるのではなく、徐々に強くなるのが特徴です。
オーバーユースについては同じ動作を何度も繰り返し行うことで、筋肉や関節に炎症が起こることもあれば痛みが出ることもあります。

ケガを予防するには、トレーニングプログラムをしっかり調整することが大切です。
できるだけ同じ部位に負荷がかからないようにしてください。