筋トレ中ケガをしてしまったら

筋トレ中のケガについて

「筋力アップのために筋トレを行っている」、そんな方もいるでしょう。
筋トレの方法は様々で、多くのメニューをこなしている方もいるかもしれません。

トレーニングをしすぎたりメニューが多かったりするとケガに繋がることがありますので、注意が必要です。
万が一ケガをしたり痛みが出てきたりした場合、トレーニングの仕方が問題になってきます。

今までと同じトレーニングでは、さらなる身体の負担に繋がっていきますので、セーブする必要が出てくるのです。
トレーニング中にケガをした場合のトレーニングの仕方を、段階的に見ていきましよう。

ケガをして間もない段階

筋トレ中にケガをして間もない頃、例えば数日以内の場合、ケガをしたところが熱を持っていたり、立ったり歩いたりすると痛みが出たりすることがある際はトレーニングを休んでください。

トレーニングをしたいという気持ちは分かりますが、その状態のまま続行してしまうとケガが悪化してしまう恐れがあります。
そのため整形外科などを受診し、薬があれば服用して安静にすることをおすすめします。

ケガをしていない部分のトレーニングですが、こちらも数日間は休んだほうがいいでしょう。
特に問題なければ軽めに、汗を流す程度に抑えておきましょう。
トレーニングの内容にもよりますので、そのへんは個々で判断してみてください。

トレーニング中にケガをして1週間程経過した場合

ケガをしてから1週間ほど経過した場合、痛みがだいぶん落ち着いて日常生活に特に支障がなければ、トレーニングを再開してもいいでしょう。
ただ再発の可能性もありますので、それを防止するためにも全力でのトレーニングは避けてください。

トレーニングの方法は色々とありますが、この段階で行うものはスロートレーニングになります。
スロートレーニングというのはその名の通り、スロー、ゆっくり行うものです。

全体的にゆっくり行うのがポイントで、特に関節部分には優しくするようにしてください。
体に無理がかからない程度にするのです。

例えば100㎏のベンチプレスを10回程度行っている人であれば、それを50㎏程度の重さにしてゆっくり下ろしていき、回数も半分程度に抑えるなどです。

慢性的に痛みがある場合

ケガなどで慢性的な痛みがある方のトレーニングは、可能な限りハードにしながら、痛みの原因を追求することが大切です。
日頃の悪い姿勢はもちろん、それ以外のもの、例えば日常生活での身体のアンバランスな使い方などで歪みが出ることもあり、それが原因であることも少なくありません。

そのためストレッチやフォームローラーなどによって、体をよく解すようにしてください。
それで改善しない場合は、マッサージなどによって体のバランスを調整するといいでしょう。